『クレイジー・フォー・マウンテン』真の魅力など当人しかわかりゃしない。

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Mountain (2017) on IMDb

まったく更新の滞ったブログ。試写会に招かれたので更新せねばなるまい。と、『ブリグズビー・ベア』を見たあとはそう思ったわけですが、まあ傑作なんで言うこともない。

で、今回は、『クレイジー・フォー・マウンテン』を見ました。

飯田橋、神楽座にて。あの周囲のオサレ空気は、私の存在をひてし続けるかのようです。

さて、山ドキュメンタリーである本作は、山をテーマにしています。当然映るのは山、山、それと山。荘厳なクラシックが流れる中、ウィレム・デフォーの渋い声でポエトリーなナレーションが語られます。

正直に言うと、寝ました。新作映画を見て寝るのなんて久しぶりのことです。2割位は寝ていたように思います。

しかし、寝てしまったのは本作が退屈であるわけではなく、私との相性の悪さゆえであることは明言しておきたい。

冒頭の字幕で示されるようにわからない人にはわからない世界の話。

「音楽が聞こえていなければ、踊っているものは奇怪に見えうる」

BGMとして流れるクラシックは、登山家たちの脳内麻薬の作用を観客に伝えるべくつけられている。そうしてクレイジーの片鱗を体感できるように作られている。

それを見て、私が思ったのは、ホンモノの人たちとは見ている世界が違うんだという疎外感のようなものをでした。

試写会ではベテラン登山家三浦雄一郎さんと、若手クライマー大場美和さんのトークショーも合わせて行われました。

(司会者の質問への回答ばかりで、狂人同士の掛け合いがもっと聞きたかったところではありますが)

三浦さんは85歳になりながらも、挑戦を続けている。老いを実感しながらも、その体で何ができるのかと好奇心を掻き立てられるのだそうな。

大葉さんの話で印象的だったのは、「100mの岩壁を登ることができるということは、それだけ捕まる場所があるということ」という話。自然が偶然作ったものに偶然出会って、しかも登り切ることができる。彼女には100m垂直に移動できるだけの道筋が見えるということなんでしょう。

プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎とプロクライマーの大場美和が7月10日、豪州のドキュメンタリー映画「クレイジー・フォー・マウンテン」のトークショーを都内で行った。エベレストやモンブランなど世界の名峰を、登山シーンやマウンテンバイクに乗りな

映画の内容もそれに習うかのように、やっぱり常人には図りしれないものばかり。

一本のドキュメンタリーとしては、登山からエクストリームスポーツ、歴史、世界のあちらこちらと少々散漫な印象をうけるものの、映像美と音楽は超一級なので見る価値は十二分にあります。

ただし、特定の人物にフォーカスしたり、一個の事件を取り扱っているわけでもないので集中力の持続は観客次第といったところでしょうか。

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