『TAU/タウ』監禁AIを懐柔してみた。

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人生初のダブルブッキングで、仕事相手へのしくじりを脳髄で感じています。ヨタロぅです。

本日は、NetflixオリジナルSF映画、tau タウを見ました。

Directed by Federico D'Alessandro. With Maika Monroe, Ed Skrein, Gary Oldman, Fiston Barek. A woman is held captive by a scientist in a futuristic smart house,...

AIものが好きならおすすめです。

主人公の女性は、拉致監禁されそこから脱出しようとする。監禁した科学者の目を盗みつつ、施設を管理しているAIの協力を得ようと説得を続ける。

シチュエーションを限定することで、テーマへフォーカスしていく堅実な低予算映画。

場面が限られているので、安っぽさは感じず、小道具や会話で見せていく内容。

SF映画というものは、魅力的な問いかけができていれば、少々の粗などがあっても、見れてしまうもんです。

見終わったあとも、AIとは、人の意識とは、と考えを促す良い題材だと思います。

ただし、世界観を含めてこじんまりした印象で、AIの設定や”人物”としての造形もそれほど新鮮とは言い難い。

AIの特徴としては、スタンドアロンで、学習能力を制限されているという点。主人公はそこに漬け込んで、好奇心を煽って懐柔しようと試みる。

おもしろ場面としては、主人公がAIに本を読んであげるシーン。もっと読んでとせがむのは、子育てそのままを模倣していて非常に愉快。

AI役は、ゲイリー・オールドマンが努めていて、日本語吹き替えも担当することが多い安原義人が努めている。

正直に行って、最初から人間味が込められすぎな機雷もあるけど、最終的には、いい配役だったと思えてくる。

97分という短めの尺ながら、冗長な部分も多いと思う。特に導入部の、他の被検体のシーンはそれほど必要とは思えない。後々、それ以上の人数が手にかけら得ていると判明するシーンがあるので、そこでサプライズとして配置することも可能ではあっただろう。

何より残念なのは、主人公とAIの最終的な決断が、それまでの過程を踏まえている感じが薄いところ。

せっかくAIが音楽好きというユニークな設定があるのだから、それを歌うことで良心を呼び覚ますとか、なにか活かす要素がほしかったところ。

また、適役として登場する科学者の造形も中途半端でもったいない。名誉も金も両方持っているが孤独だとか、主人公に欲情してしまうとか、面白くなりそうな要素が生きていなかった。

とはいえ、短くまとまった本作に置いては、あまり枝葉が冗長にならないのが長所かもしれない。

そういった要素を含めて、想像を巡らすのが真骨頂と言えるだろう。

それを後押しするように、開けたエンディングで終わっていくのは、とても鑑賞後感が良くて好きだった。

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