『ボディ・ハント』映画におけるサプライズの設置の仕方について。

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こんにちは、配信サイト利用ばかりになってしまったヨタロぅです。外へ出ねば。

Directed by Mark Tonderai. With Jennifer Lawrence, Elisabeth Shue, Max Thieriot, Gil Bellows. After moving with her mother to a small town, a teenager finds th...
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最近は名作をちゃんと見ようという気構えもなく、それなりの映画を雑に見る日々です。

で、『ボディ・ハント』ですが、ジェニファー・ローレンスが出ていること以外何も知らずに見てみました。

邦題でも、原題の House at the End of the Street、突き当りの家なんて言われても、ぼんやりしていてどんな映画か分かりづらいですが、実際の内容はもっと分かりづらいです。

エンタメ作品でも時折見られる構成ですが、ミスリードを頑張りすぎるあまり、話の筋さえも隠してしまっています。

わかりやすい物語の場合。まず、解決するべきトラブルや、解明すべきクエスチョンを配置します。しかし本作の場合は、クライマックスになってようやく、実は秘密があった、それに伴うトラブルを解決せねば、となって映画終盤まで話が停滞してしまっている。

ネタバレ込で流れを説明すると、

主人公は、隣の家に住む好青年に出会う。

観客には、その青年が地下室に錯乱状態の妹を匿っていることが知らされる。

この場面はかなり序盤で明かされるため、この映画の肝となる、「隣の家」の秘密の全容はほぼ明かされてから映画は進んでいく。(とミスリードされる)

主人公と青年は仲を深めていったあと、映画のサプライズは明かされる。

実は、序盤の地下室の描写はミスリードで、閉じ込めていたのは妹ではなく、誘拐してきた女性だったと判明する。妹はずっと前に死んでいてその代わりを監禁するサイコ野郎だったのだ。そして主人公に妹になってくれと迫ってくる。

もう、映画は終盤の終盤。ここに来てようやく、解決すべきトラブルが持ち上がってくる。

この映画で問題なのはクエスチョン、ミステリーの部分だと思う。

ミステリーでは、観客は「この謎はいったいなにか」犯人は誰か、犯行の手口は、といった謎に興味をもって話に没入していくものだ。

だが、この映画は、「実は秘密があったのだ」というサプライズになっていて、その秘密で物語を牽引しようとはしてない。

構成によっては、「青年は何かを隠している、それはいったいなんだろう」と観客の興味を引くこともできたはず。

ミスリード、サプライズの難しさを知るには良い題材かも。

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